#5 空の唄(14歳)

スニーカー解けた白い紐 石ころを蹴飛ばして気づく

柔らかい風が吹き抜けて オレンジに染まる空の模様

お気に入りのロックミュージック 絡まった頭を回り回る

ゴールもなく過ぎる僕らの 白黒の日々についた色


さよならする度に一つづつだけ 重ねた僕たちの明日は過ぎてくよ

照らす町の中 屋根は隠して 空はどこに行くのだろう


なんでもないのに なんでもないのに

なぜか君を思い出すんだ

夕焼け空の裏の三日月は もうすぐ僕らを照らすだろう


街頭が目立った少しづつ シャッター街のバス通り

いつか君と歩いたことも それだけの事なんだけど

さよならする度に 何かは透明に 消えては虹色のものに出会うから

無理はしないでさ 歩いていけばいい

それでも君は笑ったな


変わりはないのに変わりはないのに

なぜかそれが大切で

日替わりの空の変わりのない月を いつから僕らは眺めたろう


なんでもないけど なんでもないけど

あの日と同じ顔で

上の空かもな それもそうだよな

初めからずっとそうさ


なんでもないような日々

なんでもないような君

なんでもないようなそれが

大切な唄に変わったよ

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