#9 青の旅立ち (18歳)

大人ごっこ 途中で 大人になるのか

それともただ体が 老いてくだけか

僕の選ぶ未来 君は居ないのかい？

君の選ぶ未来 僕は居ないみたい

大人達に憧れ 嫌ってもきた

だから君の無邪気が 好きになってた

たった少しのただ たった少しが

こんなにも心を寂しくさせた

きっといつか君は誰かの愛に埋もれて

きっといつか君は生きてる意味を知る

僕らのことも忘れかけて笑い合うのさ

少し寂しくても 幸せと呼ぼう

18の唄 僕は君とさよなら

揺れた桜 空の青さ なんか嫌いだ

18の唄 君はきっと このまま

綺麗な色で 生きてくから なんか嫌いだ

なんてね、なんてね、思ったよ

嘘じゃないから！

思い出 あの場所に 誰かの姿

僕らだけの場所じゃないって知ってたけどさ

君と別れ僕は 街に溶けてく

一欠片の笑顔 心に刺さる

あぁ 君は言ってた｢またいつか何処か会えるよ｣

｢そうだね｣って答えたけど遠く感じたんだ

諦めた夢 線路の泣き声 悔し涙こらえていた運動部の奴ら

くだらない夕焼け 君の笑い声 全部さよなら

絵にもならぬ気持ち 全部僕の映画だ

眠たい目とあくびだけで飽和していた

気にくわないことも全部君になったよ

だけど僕達は忘れちゃうから

あっけないな 君と僕のさよなら

もう当分会えないのになんか笑えた

憧れてた僕に僕は届かないけど

憧れてた君は僕のすぐそこに居た

居たのにな 居たのにな 居たのにな

何も出来なかった

電車のカーテンを通り過ぎた光

僕の疲れた目元 照らした時に

ふとした君の言葉 思い出すかな

人に流されて忘れたくないな

時は老いた 僕は僕のまんまだ あぁ

揺れた桜 空の青さ 命抱えた

泣きじゃくった その笑顔に名前つけて

君の事なんかは忘れてしまうよ

18の唄 僕は君とさよなら

揺れた桜 空の青さ なんか綺麗だ

18の唄 僕は君とさよなら

旅にたつよ 空は青い 君と同じだ

なんかもう、なんかもう、なんかもう

泣けてくるよな