#11 さよならグッバイ（14歳）

さよなら、グッバイ　僕はそっと手を振るよ

どうせ今も君はきっと元気で

並木道の並木のように　色がついていくように

日々は進み変わっていったな

今日はやけに天気がよくて　昨日の雨が嘘みたい

今日のままで明日も晴れたらいいのにな

旅立ちの日は気づかぬうちに　僕ら別々の道を向かって

さよなら、グッバイ

僕は涙こらえるよ

どこに行っても君はいつも元気で

夢から覚めた空っぽの朝を　僕は受けとれずにいる

帰り道の夕日のように　色が移りゆくように

日々はいつも切ないもので

君はやけに元気がよくて　昨日と一緒の笑顔で

そんな君も明日には居ない

旅立つ人よ　そのままでいて

僕ら別々の人だ　だから

さよなら、グッバイ

君はそう言って笑うよ

僕も笑った　寂しい笑顔で

「いつか忘れたりしないでいてね」

約束をしたんだよ

並木道の桜の木が　桜になるときが来たんだよ

僕は知ってんだ　今日が君のその時だってこと　お別れだってこと

さよなら、グッバイ

僕はそっと手を振るよ

どうせ今も　君はきっと元気で　ずっと

さよなら、グッバイ

君もそっと手を振るよ

僕は僕で　君は君のまま

さよなら、グッバイ

君は遠く　小さく

そして見えなくなってた　「さよなら、グッバイ」

桜が咲いてる　知らない町にも

ララララ　ララララ

さよなら、グッバイ

君はきっと元気で