#2 不等な記号 (19歳)

信じた数だけ信じて欲しかった

愛した数だけ愛して欲しかった

どれだけ 君に優しくしたっけな

等しくなれない 馬鹿みたいだ

いつまでたっても僕は孤独なまんま

僕イコールゼロ 何を掛けてもゼロになる

君の抱えた重たい心の

荷物持ちにすらなれない

誰も居ない夜の公園で僕は 無力を悟った

君の描く 人生の景色 混ぜられた絵の具の一部にすら僕は 僕は

なれないようだ

君はかなりどうにかしてるよ

君はかなりいかれてるよ

苦しみながら 涙しながら

それでも君がそう言うのならば

それじゃ またね

だけど、僕は、ただね

馬鹿みたいにさ 真面目だったよ

「大人になって苦しまないように」って

そう言い聞かせ 苦しんだ僕らは

大人になっても 君と話しても

いつだって生きは辛いよ

誰の為の人生じゃ無くて 僕は僕の為だった

だけど僕は君の人生の為になれたら なんてさ

笑えるよ 笑ってくれよ

僕はかなりどうにかしてたよ

僕はかなりいかれてたよ

真っ赤の他人 そんな君にさ

優しくしたのなんの為なんだろう

もう一生に逢えないような さよならな気がした

春夏秋冬を何度越えようか

君が僕を忘れる間僕は死んでるようなもんさ

だけど僕は君を生かし続けるんだ

君はかなりどうにかしてるよ

僕もかなりいかれてたよ

君の正直すぎたあの夜が

いつまでたっても胸を締めつける

君が重ねる愛の続きを

僕は知りたくもないから

それじゃ、またね

やっぱり、僕はまだね

馬鹿みたいにさ真面目だったよ

そして 真面目みたいでさ 大馬鹿だったよ